排尿時痛とは、尿を出すときに「しみる」「痛い」「違和感がある」といった症状を感じることを言います。男女ともにみられますが、原因や背景は異なることもあります。
膀胱炎:もっともよくある原因の一つで、特に女性に多いです。トイレが近くなったり、残尿感があるのも特徴です。
尿道炎:主に性感染症(クラミジアや淋菌など)によることが多く、男性に多くみられます。
前立腺炎:男性特有の病気で、排尿痛のほか、会陰部の痛みや熱が出ることもあります。
尿路結石:尿の通り道に石ができ、強い痛みを伴うことがあります。
外陰部の炎症や傷:女性では外陰部のかぶれや裂け目、男性では包皮炎なども原因になります。
以下のような症状がある場合は、泌尿器科の受診をおすすめします:
排尿時の痛みが(強い、弱いに関わらず)急に出てきた
尿が濁っている、血が混じる
排尿時の痛みに加えて発熱がある
尿の回数が増えた、尿をがまんできない
排尿時に「痛い」「しみる」「違和感がある」と感じる場合、原因は膀胱炎や尿道炎、性感染症、尿路結石などさまざまです。当院では、以下のような流れで丁寧に検査を行い、原因の特定と適切な治療につなげています。
① 尿検査(尿一般検査・尿沈渣)
まず、尿を採っていただき、尿の中に炎症や出血のサインがないかを調べます。膀胱炎や尿道炎、結石の可能性を判断するための基本的な検査です。
② 必要に応じて尿培養
細菌が原因と考えられる場合は、尿培養を行い、どの抗生物質が有効かを調べます(結果は2〜3日で判明します)。
③ 性感染症の検査(必要な場合)
性行為後に症状が出た方や、若年層の方には、クラミジアや淋菌などの性感染症の検査を追加することがあります。尿や綿棒による検体採取で行います。
④ 超音波検査(必要に応じて)
膀胱や腎臓の状態を確認するため、腹部エコー検査を行うことがあります。尿路結石や残尿の有無、前立腺の腫れなどを評価できます。
どの検査もできるだけ身体への負担が少なくなるよう配慮しております。ご不安な点があれば、遠慮なく医師またはスタッフにお尋ねください。
